全国保育団体連絡会

概要

全国保育団体連絡会は、だれもが安心して子どもを生み育て働きつづけられるように、子どもの発達する権利と父母の働く権利、保育者が豊かな保育を実践できる権利の保障を求め、以下の目標のもとに活動をすすめている団体です。

1.わたしたちは、憲法・児童憲章・児童福祉法・教育基本法・子どもの権利条約の理念にもとづき父母の働く権利と、子どもの発達する権利を同時に保障する保育の公的保障をめざします。

2.わたしたちは、科学的研究の成果に学び、理論と実践の統一のもと、子どもの生活に根ざし、子どもを全面発達させる保育の実践をめざします。

3.保育者と父母は、ともに学習と研究をすすめ、自らの生活と権利を守り、保育の公的保障の諸条件の改善と保育施設の整備・拡充、民主的運営をはかることをめざします

4.わたしたちは、子どもの権利を守るために、地域住民および諸分野の専門機関などと協力して、父母・保育者の要求に根ざし、地域にひらかれた保育をすすめていくことをめざします。

5.わたしたちは、この地球上に戦争の惨禍が二度と子どもたちに及ぶことのないように、国際連帯のもと、平和と民主主義の発展をめざします。

発足

1969年8月にすべての子どもたちの全面発達をねがう保育者、父母、研究者など保育関係者が一堂に会して開催された 全国保育団体合同研究集会の10年の歩みの上に、1978年10月に結成し、その翌年(1979年)には、調査研究活動の体制強化をめざして保育研究所を設立しました。

加盟団体

父母や保育関係者等で構成する全国47都道府県の連絡会組織と、12の全国組織(公立・民間の保育者等の労働組合、保育研究団体、学童保育や無認可保育所、保育園経営者団体、女性団体等)で構成しています。

主な活動

1.加盟団体の経験交流や要求に基づく活動
2.年一回の全国保育団体合同研究集会の開催
3.全国各地を巡回して開催する「保育の理論と実践を学ぶ」保育大学の実施
4.各分野の研究セミナー(公立保育園長、民間保育園長、保育所給食、保育
園保健)および交流集会(幼児教室、保育園父母の会)などの企画、実施、組織
5.情報の収集、学習調査研究活動
6.国に向けての保育要求実現を求める運動
7.保育研究所は必要な課題のもとに調査研究活動

定期刊行物

月刊誌『ちいさいなかま』(1月・8月に臨時増刊)/『合研報告集』/『保育情報』/年刊誌『保育白書』/『保育の研究』