これまでの合研

第56回合研集会(in熊本)/全都道府県から7394名が参加!

〇初の熊本開催! 全都道府県から7394名が参加
 第56回合研集会は、2024年7月27~29日の3日間、熊本県熊本市で「つながり、ふみだし、つくりだそう すべての子どもの笑顔と平和のために」をテーマに開催されました。
初開催の熊本に2000名が参集して、オンラインも含めて全国7394名が参加。当日は会場からライブ配信、8月15日~9月18日まで録画配信、8月3・4日はオンライン分科会も行われ、「みんなでみんなを大切にする保育・子育てを」をめざして熱く語りあいました。

〇1日目(7/27) 全体会
 1日目は、熊本実行委員会のオープニング「つながり合いましょう熊本で!新しい物語のはじまりです!」で開幕。保育・子育てへの熱い想いや願い、つながりをうたとダンスで表現して、全国での参加者を歓迎しました。

 保育・子育てフォーラム「みんなでみんなを大切にする保育・子育てを」では、社会や保育園・家庭の状況を見つめながら、子どもを信じてみんなの力で豊かな保育・子育てを創造するために大切にしたいことを、各地の実践報告を共有して考えあいました。
続いて、熊本実行委員会による開催地企画・劇『くもをながめるひと、ゆめをみるひとへ』。未来に羽ばたいていく存在をいとおしみ育む主人公の姿に、子どもたちへの思いを重ねました。

〇2日目(7/28) 講座・分科会
 2日目は、3会場に分かれて8つの講座と保育制度シンポジウム、23の会場分科会が行われました。講座は九州の、分科会は全国の実行委員会参加団体により運営され、参加者同士で意見を交換する時間を設けるなどくふうして、学びを深めました。8月開催のオンライン分科会を含め、分科会には128本の提案が持ち寄られて活発な論議がなされました。

〇3日目(7/29) 全体会
 3日目は、寿咲亜似さんの文化企画「語りで楽しむ 熊本のあぎゃん話 こぎゃん話」で民話の世界を楽しんだあと、安田菜津紀さんの記念講演「共に生きるとは何か―紛争地、難民、家族の声から考える平和」が行われ、世界や日本での差別や迫害をなくし、一人ひとりの違いを尊重しあっていくために、私たちができることは何かと考えあいました。
最後に、熊本から次回開催地・群馬へとバトンが引き継がれ、この学びをそれぞれ園・地域にもち返って実践してつながりを広げ、来年は群馬で会いましょう!と閉会しました。

 

〇保育・子育ての話がしたい!~「みんなでみんなを大切にする保育・子育てを」
 56回合研は、九州各県の協力をえて熊本で初めて開催されました。1970年から続く「九州合研」の蓄積を活かして、参加組織や分科会・講座の運営など一致協力して取りくみました。熊本は、合研に参加したことのないメンバーも多いなか、子どもたちへの願い・保育で大切にしてきたことを学び・語りあいながら実行委員を広げ、表現する楽しさでつながりを深めて準備しました。
分科会には全国から実践提案の申込みがあり、各地・各園での学習会が行われ、また6月からは都道府県を越えたチームで打ち合わせを重ね準備されました。当日はどの会場も満員で、参加者の語りたい!学びあいたい!という思いがあふれていました。
8月以降も新たな参加者を迎えて、いっしょに見よう・学びあおうと、録画配信期間も各地で共同視聴の取りくみが広がりました。保育・子育てフォーラムをみんなで視聴し、講座も1人より2人!と視聴後に語りあう時間を大切に大小さまざまな場で、学びが深められました。
全国の参加者の熱い思いが響きあい、各地で「みんなでみんなを大切な保育・子育てを」めざしてさらなる一歩がふみだされています。2025年の第57回合研は、群馬県での開催です。保護者や地域の保育・子育て関係者とともに学びを深め、手つなぎを広げ、また来年お会いしましょう。

〇『第56回全国保育団体合同研究集会 報告集』発売中!
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第56回全国保育団体合同研究集会(in熊本)報告集
定価 1,000円

保育・子育てフォーラム、分科会の報告などから保育・子育てをめぐる現代の課題、今後も大切にしたいことが学べます。
参加された方も、参加できなかった方にも、おすすめします。
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