<< 「ちいさいなかま」の目次に戻る｜印刷に適したページ >>

（07.11.12）＜第39回合研報告集＞

ちいさいなかま２００７年１２月臨時増刊号
第39回（愛知）全国保育団体合同研究集会　報告集

記念講演、１２講座、４０分科会、そして３つのシンポジウムの内容を掲載。
39回合研の感動をもう一度味わいたい方、聞きたかった講座、参加したかった分科会に参加できなかった方、ぜひこの報告集をお買い求めください。

写真　落合由利子

編集　全国保育団体連絡会　TEL 03-3339-3901
発行　ちいさいなかま社
　　　　〒166-0001　東京都杉並区阿佐谷北3-36-20
　　　　TEL 03-3339-3902　FAX 03-3310-2535

　　　　定価　１，５００円
　　　　ご注文は　ちいさいなかま社　まで

　第３９回全国保育団体合同研究集会報告集の発刊にあたって
　　　　　　　第３９回全国保育団体合同研究集会実行委員長　　上野さと子

　第３９回全国保育団体合同研究集会は、２００７年８月４日から６日の３日間、愛知県において開催されました。「輝け！子どものいのちと笑顔　ひろげよう　平和へのねがい」をテーマに、全都道府県から９０３９名がつどい、子どもたちが豊かに育っていくために大人の役割は何かを学びあい、明日の保育をきりひらく力を生み出す集会として大成功をおさめることができました。
　１日目は、開催地愛知の子どもと大人たちによる舞台いっぱいの太鼓と踊りで開幕。オープニングフォーラムは、新米・ベテランの保育士、父母、研究者からの報告が行われました。この集会の討論を豊かにし、何よりも明日からの保育に力が湧く内容でした。続いて開催地実行委員会による構成劇「キラキラ笑顔で輝く未来へ−やっぱり子どもがスキ！」では、保育関係者の熱い想いが、参加者に感動を与えました。
　２日目は、２つの市民子育て講座、１０の基礎講座、３つのシンポジウムと４０の分科会が行われ、分科会へのレポート提案は１３８本に及びました。保育者、保護者をはじめ保育・子育ての悩みや喜び、課題などを交流し、勇気や元気、希望がつかめる討論がくり広げられました。
　３日目は、開催地愛知のみなさんによる合唱構成「ぞうれっしゃがやってきた」と、石坂啓さんの記念講演「子どもの未来は大丈夫か」。舞台からあふれんばかりの歌声は「戦争は絶対に起こしてはならない」という強い想いを伝え、石坂さんの講演は、戦争が静かにしのびよっている日本において、子どもたちの明るい未来を願う私たちの課題は何かを深く考えさせられ、集会最終日にふさわしいものになりました。
　この報告集は、第３９回合研集会に参加された人だけでなく、多くの保護者、保育関係者に読まれ、戦争放棄と戦力を持たないことを規定した憲法９条を守り、子どもの権利最優先の政治や社会をもとめる活動を大きく広げていくために役立てていただければ幸いです。

主な内容

オープニングフォーラム

記念講演　「子どもの未来は大丈夫か」　　石坂　啓

　市民子育て講座
　　子育てたいへんですか？　−電話相談の現場から−　　安達倭雅子
　　つながり合ってハッピーに生きようぜ！　−今こそ共同の子育て・教育を−　　金森俊朗

　基礎講座
　　ゼロ、１、２歳児の発達を学ぶ　−子どもの思いにこころを寄せた保育計画・実践づくり−　　西川由紀子
　　３・４・５歳児の発達を学ぶ　−子どもの姿から保育実践・発達をとらえなおす−　　神田英雄
　　ちょっと気になる子どもの理解、援助、保育　−ＬＤ、ＡＤＨＤ、アスペルガー、高機能自閉症児−　　別府悦子
　　ひとりぼっちをつくらない　−子どもの生活とあそび・集団づくり−　　射場美恵子
　　あそび・そのなかで育つもの　−その子・人らしさの土台をつくる−　　河崎道夫
　　子どもの発達と絵本・やわらかな関係づくり　−読みあいの可能性を探る−　　村中李衣
　　保育の柱に「食」をすえると　−心を育てる食卓−　　室田洋子
　　健康な子ってどんな子？　−子どもの健康と病気　入門編−　　和田　浩
　　子どもと家族に寄り添うために　−児童養護施設の視点から−　　側垣一也
　　憲法・教育基本法「改正」のねらいは何？　　本　秀紀

　シンポジウム
　　公立保育所の廃止・民営化問題を考える
　　構造改革の実像と保育の未来　−子育てを支える地域社会を展望して
　　創刊５００号記念『ちいさいなかま』シンポジウム

　分科会
　　全４０分科会について、それぞれ内容をコンパクトに掲載。

　資料編

　　基調報告や分科会・講座参加状況一覧など、第３９回合研の集会資料を掲載。

<< 「ちいさいなかま」の目次に戻る｜印刷に適したページ >>