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全国保育団体合同研究集会

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第42回合研

第42回合研集会(岩手) 46都道府県から6,192人が参加!

「輝け! 子どものいのちと笑顔 語り合おう 保育・子育ての未来を」をテーマに、岩手県・盛岡市で8月7〜9日の3日間にわたって開催された第42回全国保育団体合同研究集会。口蹄疫のために参加できなかった宮崎県を除く46都道府県から6,192名が参加し、全国各地から持ち寄られた保育実践や研究・運動の経験を豊かに交流し学びあいました。

1日目

【開催地・岩手の郷土芸能と弦楽四重奏の演奏で開幕】
 自然豊かな岩手の風土を表現した映像と弦楽四重奏の演奏で幕を開け、子どもたちの元気な歌と、保育を学ぶ学生などによる岩手の郷土芸能さんさ太鼓で全国のみなさんを歓迎しました。
 開会あいさつでは、渡邉保博実行委員長が、「雇用が不安定化するなか、子どものセーフティーネットとして公的保育の充実が求められている。にもかかわらず、公的責任を後退させる新保育制度が導入されようとしている現状をふまえ、これから保育がどこへ行こうとしているのか今集会で学びあい、家族が安心して暮らし、子どもたちが充実した毎日を送れる保育・子育てのあり方について語り合おう。そして、その成果を各地に持って帰って伝えあえる集会にしていこう」と呼びかけました。

集会の様子1

【オープニングフォーラム】
 オープニングフォーラムでは、今集会の基調報告をもとに、渡邉保博さん(静岡大学)をコーディネーターに、@平松知子さん(愛知・けやきの木保育園)が、保育者、保護者の状況と保育者の果たす役割について、A杉山隆一さん(大阪保育研究所)が、保育をめぐる情勢と運動の課課題について、B大宮勇雄さん(福島大学)が、私たちがめざす保育、希望としての保育を実現するために、について報告。その後、保育の実情について、東北、福島、群馬から報告いただき、このフォーラムで学んだことを2日目の分科会・講座でさらに深めていくことを確認しました。

【文化企画 うたごえコンサート―二本松はじめさん、中山讓さんといっしょに歌おう―】
 保育者や保護者にも大人気のゆずりん・ぴかりんによる楽しい歌と踊り、そしてあたたかいメッセージに会場が一体となって歌い・踊り盛り上がりました。

2日目

【11講座・47分科会・2シンポジウムの企画が開かれる】
3会場に分かれ、2つの子育て講座、6つの基礎講座、2つの実技講座、保育制度講座とシンポジウム、ちいさいなかまシンポジウム、そして47の分科会には全国各地から持ち寄られた143本の提案レポートを中心に、保育実践や運動について交流を深め、今後の保育・子育てについて語り合いました。

 

集会の様子3

3日目

【開催地企画と堤未果さんによる記念講演】
開催地・岩手県実行委員会のみなさんによる構成劇、「映像と群読で語る生命のふるさ
と いわて 〜☆輝け生命(いのち) 手と手をつないで〜☆」に続き、ジャーナリストの堤未果さんによる記念講演が行われました。

【子どもの権利を最優先に!―集会アピールを採択して閉会―】

閉会セレモニーでは、

  • 開催地岩手県はすべての市町村からの参加と認可園の7割からの参加を得てこの集会を迎えたこと
  • 「子ども・子育て新システム」という保育制度が打ち出されるなかで開かれたこと
  • 「子どもに最善の利益を」の一致点で話し合い、考えあい、交流することが大事であること
  • 情勢がどうあろうと子どもたちが安心・安全にくらし、未来が拓かれていく保育を追及し続けていくことの大切さ

 などを確認しました。

 そして、この3日間で学んだ全国の保育実践や運動を各地に持ち帰り発信し、子育て・保育の新たな共同を創りだす一歩を踏み出そうと訴えた集会アピールを採択し、来年の群馬での再会を誓って閉会しました。

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